オフィス誉にようこそ!

ギャラリー&カフェ
漆廊(くろう)

蒔絵師・塚田外志男の作品を展示しています。
アートとの対話と、香り高いコーヒーを
お楽しみください。
営業日は「カフェ」ページからご確認ください。

オーナー
塚田 誉(つかた・ほまれ)

元テレビ金沢アナウンサーです。
テレビ出演、司会・講演のほか、
アナウンス教室を主宰予定です。

外志男アートへ

ようこそ!

石川県加賀市で創作活動をした、
宇宙を描く蒔絵師

きょうの鑑賞

「旅立ち」

決意。苦難。運命。経験。多くのドラマを暗示する蒔絵パネル作品です。
本来、「白」を表現できなかった漆芸は、
「卵殻」という斬新な手法を得て、新たな地平を切り拓きました。
残照に映える鳥たちの羽、遠景の山の陰影に、外志男流・卵殻の技の粋が表れます。
漆黒の空に青と赤を配置し、渡る世界の深さや、経験の濃度が表現されています。
外志男の遺志に沿い、2024年12月、この作品は加賀市に寄贈されました。
現在は、加賀温泉駅待合室に展示され、無数の旅行者を見送り、出迎えています。
あなたの旅を祝福します。どうぞ、よい旅を。

渚のプレリュード

 このテーマに外志男が取り組んだのは、
3回目の日展入選前後、1997年頃です。
波と砂が織り成す無限の歴史、移り変わる海辺の景観や、
そこにかかわる人の営みや物語をどのように表現するか。
様々な構図や技法を駆使し、飽きることなくこのモチーフに挑みました。
細いラインや遠近感をCGで何度も実験しましたが、無数の卵殻の表現力は、配置してみないと分かりません。
この作品では、得意の金属を使わず、卵殻と色彩だけで問いかけます。
永遠とは何か。無常とは何か。
その中の私たちは、何者なのか。

錦繡蒔絵(きんしゅうまきえ)

 かつて「琥珀塗白檀蒔絵(こはくぬりびゃくだんまきえ)」と呼ばれた技法を、研究により独自技法に昇華し、特許取得したものです。

 ガラスのような光沢の中に元の蒔絵が濃淡豊かに浮かび上がります。
  手間が掛かり過ぎて、真似をする人がいません。事実上、外志男が唯一の作家です。

器とオブジェ

 外志男のアートは、額縁の中の世界にとどまりません。精密で独特な器類が印象的です。

外志男CGアート

 外志男は、昔から野山に親しみ、草花や風景のスケッチをして歩くことが好きでした。

それらを、精密に線画に描き直し、淡彩を加えて絵画として完成させたものが数百点に上ります。

これらを基にしてCGで特殊処理を加え、油彩・水彩・蒔絵とも違う、新しい世界を創造しました。

鑑賞動画「晩鐘」 

高台付き蒔絵角盆

平成30年、現代美術展で美術文化特別賞を受賞した、約50センチ四方の蒔絵角盆です。

ヨーロッパの教会の鐘をテーマとしています。
一つの鐘が夕暮れを告げると、町中の教会の鐘が呼応していくという、雄大な街の営みを描きます。

中央が窪んでおり、見る角度によって微妙な遠近感が演出されています。町の果てまで響き渡る鐘の音を、想像してみてください。


鑑賞動画「山の幸」

自然の恵みは、どれをとっても神秘的な奇跡と驚異の結果です。人為的に作れないものばかりです。

外志男はその奇跡を表現するために、あえて360度が割り切れない角盆を自作し、豪華に縁取りました。

漆黒の舞台には、ごく身近な野菜たちが王者のように君臨します。命とは、恵みとは、かくも身近であり尊いものなのです。

鑑賞のお誘い

外志男アートを息子の誉が解説します。
想像が膨らむ興味深い作品を、
ご一緒に鑑賞しましょう。

あなたの暮らしに外志男アートを!

額装CGアート、ポストカードサイズのミニプリントがあります。
CGは光沢紙にデザインを印刷し額装したもので、お気軽に外志男アートを楽しめます。
正式なサービス開始までしばらくお待ちください。
また、ご相談はメールフォームからお願いいたします。